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  人工心肺装置

心臓を止めて行わなければならない心臓や大動脈の手術において、心肺の役割を担う機器。

①全身から心臓に帰ってくる血液(静脈血)を人工心肺装置に送る機能
②静脈血を動脈血にする機能
③動脈血を人工心肺装置から全身に送る機能
などが装備されている。


人口心肺装置(メディカルジャパン 2019 大阪・臨床工学技士会ブースにて)

静脈血を動脈血にする機能=人工肺は、中空糸で構成されており、中空糸の内側に酸素を、外側に血液(静脈血)を流し、中空糸を介する拡散作用によって血液に酸素が取り込まれる。


(写真左)人工心肺装置で使用される中空糸(0.5mmのシャーペンの芯との比較)/(写真右)中空糸が数万~数十万が束ねられたカートリッジ。