
剪刀(セントウ)
手術や処置の際に使用するハサミのこと。様々なサイズと形状のものがあり、先端の形状や反りの有無など様々ある。
以下は主な剪刀の種類
以下はその例。
| クーパー剪刀 | 最も一般的な剪刃。 縫合・吻合したときの糸や比較的硬い組織の切離に使用する剪刀 |
| メーヨ剪刀 | 皮膚など、比較的硬い組織の切離や剥離の時に使用する剪刀 |
| メッツェンバウム剪刀 | 血管やリンパ節など、比較的柔らかい組織の切離や剥離の時に使用する剪刀 |
| その他 | 刃先が鋭利で薄い眼科剪刀、脳外科用のマイクロ剪刀などもある |

剪刀のいろいろ。
左上から、クーパー剪刀-片尖・直、クーパー剪刀-両鈍・直、メーヨ剪刀、メッツェンバウム剪刀、
右上から、クーパー剪刀両尖・反り、クーパー剪刀両尖・直、クーパー剪刀両尖・直・ハズシ、眼科剪刀

クーパー剪刀。サイズ感はこのくらい

先端の形状は、左から、両尖、片尖、両鈍の3種類がある。

同じ先端形状でも、直タイプ(左)と反りタイプ(右)がある。

2本がネジで止められているものと外せるものがある。
この写真は、ハズシと呼ばれる外せるタイプ。

特殊な形状のポッツ・スミス血管剪刀

マイクロ剪刀。持ち手の部分は特殊な形状のバヨネットタイプ。
撮影協力:村中医療器株式会社