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「健都」に吹田市民病院が開院

2018年11月17日(土)、地方独立行政法人 吹田市民病院 の開院式が開催され、式典出席者及びメディア向けの内覧会も行われた。

吹田市民病院は1953年に開院、1982年吹田市片山町へ移転を経て、2018年12月1日にJR岸部駅北側に展開されている健都(北大阪健康医療都市)内へ移転。12月4日(月)より新病院での外来診察も開始する。


「健都」はJR岸部駅前に展開されるプロジェクト。吹田市民病院はその中に新設された。


吹田市民病院の移転プロジェクト発足からの経緯は以下のとおり。

2009年7月:病院建替等院内検討会議設置
2012年11月:健都への移転・建替決定
2014年4月:地方独立行政法人化
2015年2月:基本設計完了
2016年10月:工事着手
2018年7月:新病院完成
(※地方独立行政法人吹田市民病院発行「新病院施設紹介」より抜粋)

では、「にっぽんの病院」目線で新しい吹田市民病院を紹介していこう。
※以下の写真は2018年11月17日の内覧会で撮影したものです(一部の床は養生中です)。

2階・総合受付から外来エリア

JR岸辺駅の2階(改札階)から商業施設を通り抜けそのまま吹田市民病院に入ることができる。
多くの患者がこのルートで来院することを想定し、総合受付は2階に設置した。


総合受付。初診・再診受付や清算の窓口は、岸部駅からの連絡通路からの入り口がある2階に設置。メインのカラーはブルーで、待合の椅子も青で統一されていて落ち着いた雰囲気。



患者支援センター(待合)。入退院の支援や、医療相談、介護の相談、地域医療連携を行う。看護師やMSW(メディカルソーシャルワーカー)など専門職が対応してくれる。



患者支援センターの面談ルーム。個室が5部屋用意されている



外来診察室。患者には「○○科」ではなく、アルファベットで診察室や検査室を案内する。

検診・検査・手術室

建物の老朽化が移転の理由だが、同時に機器類も最新ではなくなってきていたという。
バックグラウンドの設備も含め、最新の設備・最新の機器が導入された。


新導入のCT検査機



Cアームのアンギュレーション装置も新導入



X線テレビシステム。骨密度も計測できる



手術の前の洗浄スペース。右側には個室の更衣室が設置されている



様々な手術に対応できるよう設計された手術室



新導入の手術支援ロボット・ダヴィンチ。
4本のアームに専用の器具(鑷子や鉗子)を装着し、医師が操作して手術を行う。合わせてダヴィンチ手術ができる医師も採用した。