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はじめに

病院の音と声

歯医者さんの「キーン」という音。
MRI検査中ずっと聞こえる「ガンガン」音。
病院(診療所等含む。以下も同様)にあるいろんな音(イヤな音)を消せれば、病院に対する苦手意識は減るんじゃないか、と思います。


▲MRI検査は数十分じっとしているだけで、痛くもかゆくもないけれど…

診察室や検査中の話し声は、他の人に聞かれたくないから小さい声で話してほしいと思うし、
外が騒がしくて先生の話が聞き取れないときは、ちょっと大きな声で話してくれないかな、と思います。


▲外の声が気になって、すみません、今のところ聞き逃しました…

出産で入院したときに、
隣のベッドのお母さんが夜通しシクシク泣いていて(母子ともに健康)、
それが気になって眠れなかったことを思い出したり、
知人のお母様が隣床の人のいびきがうるさくて眠れないと困っていたことなども思い出したり。


▲照明を落とすと、昼間は気にならない音や声がなぜかとても気になるのです。


音や声を、足したり、消したり、混ぜたり、変換したり、
そういうことで病院を快適な空間にすることができたら。
そんな思いで、にっぽんの病院編集部は、
「病院の音と声問題をなんとかするプロジェクト」を立ち上げました。


いろいろな分野の方々に、音に関するお話をうかがいながら、
病院環境をよくする提案をしていきたいと考えています。

(にっぽんの病院編集部 20/04/07)